新人を辞めさせない為に今あなたが出来る事
『研修期間中に無断欠勤で音信不通。。。』もしくは『やっと新人が入ったのに教えて数ヵ月で辞めてしまう』なんてことも。。。
私の職場でも3年前までは早期離職率53%と新入社員の約半数が半年ももたずに辞めていました。
しかしある事を改善する事で今年度の離職率を13%まで抑える事に成功しました。
この記事では教育歴10年以上の私の失敗と経験から、実際に自社の年間早期離職率を3年前の53%から今年度17%までに抑えた方法を解説していきます。
まずは✅『新人が辞めていく主な理由』を3選ピックアップし、それらに対しての施策として
✅『気を付けるべきポイント』であったり
✅『新人を辞めさせない為に今あなたが出来る事』を丁寧に解説していきますので是非最後まで目を通していって下さい。
この記事を最後まで読み終えた頃には確実に今までの自分と違うあなたになっている事間違いなしです。
それではどうぞ!
新人が辞めていく主な理由3選
職場環境(人間関係)
新入社員にとって最も重要な事、それは給与面や待遇等もそうですが一番は『働きやすさ』なのです。
あなたが新人の立場で入社する事を想像してみてください。
まず最初に不安に思う事は、『この職場にはどんな人がいるんだろう』とか『うまく馴染めるだろうか』という事が頭に浮かぶと思います。
人によって例外はあるかとは思いますが、ほとんどの人はストレスの原因となる人間関係を気にしているのです。
当たり前ですが人間関係が劣悪なほど離職率は高くなります。
仕事にやりがいや未来性が見いだせない
多くの新入社員はある程度仕事を覚えると徐々に次の思考に移っていきます。
『この作業をこの先何年もしていく事になるのか』
『将来もこの仕事でやっていけるのだろうか』
これはどんな職種であっても必ず思ってしまう事です。
多くの人は生活の為に仕事をしていると思いますが未来性が見えない職場においては早期離職を選択するケースが多くなります。
プライベートの時間がとれない
仕事を始めてから覚えるまでは当然の事ですがベテランと違って作業に時間がかかってしまいます。
その為、残業過多によりプライベートの時間が削られてしまいがちです。
慣れてしまえば作業は早くなりますが、最初のうちはそこまで考えられませんよね。
特に最近の若者はプライベート7割、仕事3割の優先度と言われていますので拘束時間の長い職場では上記の事が理由で早期退職に至ってしまうケースが多いようです。
気を付けるべきポイント
職場環境(人間関係)はどの職場においても抱えている問題ですよね。
最近話題になった某企業のパワハラ問題等は論外ですが、一見普通の職場であっても新入社員の早期離職に繋がる要因があります。
①職場の悪口を言わない、言わせない事
コミュニケーションの一貫として職場の悪口を何の気なしに新人に漏らしてしまう人がいます。
特にあなたが上司という立場であればその発言の影響力は絶大です。
はっきり言ってデメリットしかありませんので会社のイメージダウンに繋がる会社の悪口は絶対に止めましょうね。
②同僚の悪口を言わない、言わせない事
これも退職理由に繋がる一つです。
経歴の長い社員であれば悪口を言う相手の事を理解していますが、その人は新人にとって親身に教えてくれる良い人かもしれません。
『なんでそんな事言うんだろう。』『そのうち自分も言われるのではないか。』と不安になる人もいます。
悪口ではなくその人の良い話題を伝える等して接してあげましょうね。
③新入社員の前で他の社員を叱責しない事
朝礼等、社員が集う場所で成績や日頃の行動について叱責するのはNGです。
一昔前までこのように吊し上げ的なパワーマネジメントが多く見られましたが、その名残から今でもこのようなケースがあるようです。
これは社員のモチベーションを下げるだけでなく、職場の雰囲気が悪くなったり新人に対しても不安を煽る要因となってしまいます。
社員への教育は個別に行い、フィードバック形式で伝えてあげましょう。
もちろん褒める事に関しては皆の前でしてあげるのがベストです。
④イライラしても顔や態度に出さない事
何度も同じ質問されて『さっき言ったよね?』と思ってしまう人もいるのではないでしょうか?
しかし新人の立場で考えると多くの作業を覚えている最中ですので覚えられなくても当たり前なんです。
あなたの態度で質問しにくい状況になるとより悪循環に陥る為、何度でも笑顔で教えてあげる事が大切です。
⑤帰りづらい雰囲気を作らない事
最初のうちは仕事をどこまでやったら終わりなのか分からず、帰るタイミングも自分ではなかなか掴めないと思います。
ある程度終わっても先輩達が仕事をしていたら先に帰りづらいですよね。
その為よく分からず無駄な時間を過ごす事に嫌悪感を抱く事になりかねませんので『今日はここまでやったら帰ろうね』と無理のない明確な目標をたててあげると新人にも分かりやすいですし、終わったのでお先に帰りますと言い出しやすいですね。
チェック
あなたの職場では上記に当てはまる事が実際に起きていませんか?
もし当てはまる項目があるのであれば、そこから改善していって下さい。
その為にはあなただけではなく周りの社員にも協力してもらう必要があります。
まずはあなたが呼びかけ人となり社員に早期離職抑制の為であるという事を理解して協力してもらいしょう。
そして新入社員にとって最も重要な『働きやすさ』を構築する為に、しっかり周りを巻き込んでコミュニケーションをとっていく事が大事です。
人見知りの社員もいると思いますので、そんな時は『ねぇ〇〇さん、新入社員の●●君にここを教えてあげて欲しいから手伝ってくれるかな?』と新入社員としっかり絡ませましょう。
周りとしっかりとコミュニケーションを取る事で人間関係という不安要素を取り除く事が重要です。
新人を辞めさせない為に今あなたが出来る事 まとめ
早期離職理由には他にも様々な要因はありますが、上記の事に気をつけて職場環境を変えて行くことで少なからず残ってくれる新人は増えていくはずです。
そして残ってくれた社員があなたの教育方法でまた次の新人を育て、その次もその次も次の人へと繋いでくれるでしょう。
その逆も然り、あなたの教育が間違っていれば悪い方向へ繋がれていきますからね。
人員の安定=職場環境の安定=あなた自身の安定です。
大変だと思いますが自分自身の為にも時間をかけて改善していきましょうね。
この記事があなたにとって参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!